
この記事の結論(2026年8月1日時点)
| レビュー対象 | Starlink Mini(SpaceX社の携帯型衛星インターネット端末) |
| 筆者の使用期間 | 導入から約1年半 |
| 本体価格 | 筆者購入時は34,800円。2026年8月1日時点のStarlink公式サイトでは、ROAM用ハードウェアは一部地域で34,800円からと案内されています。地域や注文条件によって表示が異なる可能性があるため、申込画面で最終価格をご確認ください。 |
| 月額(ROAMプラン) | 2026年8月1日時点では、ROAM 100GBが月額6,920円、ROAM無制限が月額15,600円です。ROAM 300GBの案内もあります。プランや料金は変更される可能性があるため、契約前に公式サイトをご確認ください。 |
| 実測速度 | 筆者の利用環境(屋外・遮蔽物なし)で下り100Mbps超(速度は場所・天候・時間帯により変動) |
| 向いている人 | 山間部・車中泊(停車中)・防災用の通信手段を今すぐ確保したい人 |
| 注意点 | 陸上での移動中利用は不可(停車中の利用が前提)。屋内利用、料金は要最新確認 |
なお、楽天モバイル自身の衛星サービス「Rakuten最強衛星サービス」は、2026年第4四半期(10〜12月)の提供開始を目指すと発表されていますが、2026年8月1日時点で対応周波数帯・料金は未定です。詳しくは記事後半でまとめています。
Starlink Miniとは
Starlink Miniは、SpaceXが提供する衛星インターネットサービスStarlinkの携帯型モデルです。小型で持ち運びやすく、車内やキャンプ場など屋外でもインターネットに接続できます。日本でも購入・利用できます。
- 小型・軽量:持ち運びに便利なサイズと重さ
- 簡単設定:電源を入れて数分で接続可能
- 外部電源に対応:USB-PD電源を使う場合は、公式仕様上100W・20V/5A以上の出力と、Starlink USB-C-バレルジャックケーブルが必要です
本体価格やROAMプランの月額料金は変更されることがあるため、購入前に必ずStarlink公式サイトで最新価格をご確認ください。
実際に使ってみたレビュー(導入から1年半)
開梱・設置の流れ
- 開梱する
本体サイズは約29.9×25.9cmとコンパクトで、パーツも少なくシンプルな作りです。


- 電源ケーブルを接続する
15mのDC電源ケーブルが付属しており、電源を屋内に確保しつつ受信しやすい屋外に設置できます。組み立ては不要です。


- 屋外に設置する
停電時を想定し、ポータブル電源での稼働も確認しました。


- アプリで設定する
案内に従えばすぐに使えますが、受信機をきちんと空に向けることがポイントです。私は最初、建物側に向けてしまい接続が不安定でした。


- 速度を確認する
筆者の利用環境では下り速度が100Mbpsを超えました。衛星インターネットでこの速度が出るのは驚きです(速度は場所・時間帯・気象条件により変動します)。





使ってわかったメリット
- 電源とアプリさえあれば、数分で通信環境を用意できる手軽さ
- 山間部やキャンプ場など、通常のモバイル回線が届きにくい場所でも接続できた
- ポータブル電源と組み合わせることで、停電を想定した通信手段としての動作を確認できた
使ってわかった注意点
- 2026年8月1日時点のStarlink公式情報では、陸上での移動中利用は禁止されています。車中泊などで使う場合も、車を安全な場所に停車し、空が開けた屋外にアンテナを設置してご利用ください。
- 本体価格・月額プランは変更されることがあります。契約前に必ずStarlink公式サイトで最新料金(2026年8月1日時点の目安:ROAM 100GBで6,920円、無制限で15,600円)をご確認ください。
- アンテナの視界に木や建物があると通信が不安定になります。事前にアプリの「遮蔽物チェック」機能で確認するのがおすすめです。
向いている人・向いていない人
| 向いている人 | 向いていない人 |
|---|---|
| 山間部・車中泊(停車中)・アウトドアで通信手段を確保したい人 | 常に走行中(移動中)の通信を必要とする人(陸上での移動中利用は不可) |
| 災害・停電時の備えとして導入したい人 | 初期費用・月額をできるだけ抑えたい人 |
| 屋外に設置スペースを確保できる人 | 屋内のみでの利用を想定している人 |
参考:楽天モバイル自身の衛星サービスは今どうなっている?(2026年8月1日時点)
本記事は楽天モバイル公式ではなく、公開されている公式情報と筆者の実機体験をもとにした解説です。
- 2026年第4四半期の提供開始を目標としています
- AST SpaceMobile方式で、市販スマートフォンとの直接通信を目指しています
- 料金・提供方法、サービス開始時点で利用できる機能は、2026年8月1日時点で未定です
楽天モバイルは2020年3月、米AST SpaceMobileと戦略的パートナーシップを締結し、2025年4月には福島県と東京都間で低軌道衛星を介した市販スマートフォン同士のビデオ通話に、国内で初めて成功しています(AST調べ、2025年4月時点)。2026年6月30日には、CIAJが実施する低軌道衛星インフラ整備事業「J-LEO」で、RAST株式会社を申請代表、楽天モバイル株式会社を共同提案者とする事業者が間接補助事業者に採択されました。CIAJの発表では、今後、所要の審査・承認を経たうえで事業を開始するとされています。資本関係など詳細は総務省・CIAJの公式資料でご確認ください。
楽天モバイルは「Rakuten最強衛星サービス Powered by AST SpaceMobile」について、日本国内で2026年第4四半期の提供開始を目指しています。公式発表では、テキストメッセージだけでなく、音声通話やビデオ通話などのブロードバンド通信を、楽天モバイル契約者向けに市販スマートフォンで利用できるサービスとして提供予定としています。ただし、サービス開始時点で利用できる機能や対応端末、料金、周波数帯、詳しい提供方法は、2026年8月1日時点で未定です。
Starlink Miniは専用アンテナで衛星インターネットに接続する製品です。一方、au・ソフトバンク・ドコモの各Directサービスや楽天最強衛星サービスは、スマートフォン本体が衛星と直接通信する仕組みで、両者は技術方式が異なります。以下の表は各社のスマホ直接通信サービスの比較であり、Starlink Mini自体の比較ではありません。
| キャリア | 連携先 | サービス名 | 状況 |
|---|---|---|---|
| au | SpaceX(Starlink) | au Starlink Direct | 提供中(2025年4月10日開始) |
| ソフトバンク | SpaceX(Starlink) | SoftBank Starlink Direct | 提供中(2026年4月10日開始) |
| NTTドコモ | SpaceX(Starlink) | docomo Starlink Direct | 提供中(2026年4月27日開始) |
| 楽天モバイル | AST SpaceMobile | Rakuten最強衛星サービス | 2026年第4四半期開始目標 |
楽天モバイルのみがStarlinkを使わず、AST SpaceMobileとの独自路線を取っています。仕様は各社とも変更される可能性があるため、契約前は必ず各社公式サイトでご確認ください。
よくある質問
- Starlink Miniの価格はいくらですか?
-
本体価格は筆者購入時点で34,800円、2026年8月1日時点のStarlink公式サイトでも一部地域で34,800円からと案内されています。月額はROAMプランで100GBが6,920円、無制限が15,600円が目安です(300GBプランもあります)。地域や契約条件によって表示価格が変わることがあるため、申込画面で必ず最終確認をしてください。
- 実際の通信速度はどのくらい出ますか?
-
筆者の利用環境(屋外・遮蔽物なし)では下り速度が100Mbps超を記録しました。ただし速度は設置場所・天候・時間帯によって変動するため、あくまで一例としてご参考ください。
- 車で移動しながらや屋内でも使えますか?
-
2026年8月1日時点のStarlink公式情報では、陸上での移動中利用は禁止されています。車では停車中に、空が開けた屋外へアンテナを設置して利用してください。屋内や車内では衛星との見通しを確保しにくく、通信できない場合や不安定になる場合があります。
- 楽天モバイル自身の衛星サービスとは何が違いますか?
-
Starlink MiniはSpaceX社の製品で、今すぐ個人で購入・利用できます。一方、楽天モバイルの「Rakuten最強衛星サービス」は、楽天モバイル契約者向けに提供を目指すサービスで、2026年第4四半期の提供開始を目指している段階です。
- 楽天モバイルの衛星サービスはいつ、いくらで使えますか?
-
楽天モバイル公式は2026年第4四半期の提供開始を目指すと発表していますが、2026年8月1日時点で対応周波数帯・料金・開始時点で利用できる機能は未定です。詳細は記事内の解説セクションをご覧ください。



まとめ
Starlink Miniは、山間部や車中泊(停車中)、災害時の備えとして、今すぐ個人で導入できる衛星通信の選択肢です。筆者の1年半の使用では、設置の手軽さと実測速度の面で実用性を確認できました。陸上での移動中利用はできない点や、料金プランが変更されやすい点を踏まえたうえで、契約前に公式サイトでの確認をおすすめします。
すぐに衛星通信を使いたい方はStarlink Miniが選択肢になりますが、楽天モバイルの回線契約とあわせて衛星通信の対応を待ちたい方は、2026年第4四半期に提供開始を目指す「Rakuten最強衛星サービス」の続報を確認するとよいでしょう。
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