楽天モバイルがプラチナバンドを開始!プラチナバンドとは?楽天プラチナバンド対応機種確認方法

プラチナバンドってなに?自分の機種はプラチナバンド対応?

2024年6月27日楽天モバイルが待望のプラチナバンド開始!
ますますつながりやすくなる楽天モバイル!

 

プレスカンファレンスの三木谷社長スピーチ要点まとめ

2024年6月27日プレスカンファレンスにて、三木谷社長は以下のようなスピーチをされました。

  • 楽天モバイルの契約数は700万回線を突破
    650万回線突破からわずか2か月あまりで50万回線増加。3か月間の純増契約数過去最大。
  • 楽天モバイルのカバー率は各社にひけを取らない「業界最高水準」
    楽天モバイル、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、ともに人口カバー率99.9%
  • 国内の「モバイル・ネットワーク・ユーザー体感レポート」で楽天モバイルは5部門で単独受賞
    2024年4月Opensignal調べ
  • 楽天モバイル契約者へのアンケートによると77.8%が通信改善を実感
  • 5G Sub6(3.7GHz帯)基地局数が2024年5月末時点で1.7万局を突破
    ・2024年内に関東地方のエリアを最大1.6倍まで拡大。
    ・東海地方で約1.7倍、近畿地方で約1.1倍のエリア拡大済
  • 5G(Sub6)ソフトウェア・アップグレードで継続的に通信品質を向上
    ・基地局のキャパシティが増強され、通信速度・安定性が大幅に向上
    ・4G⇔5G間のハンドオーバーがよりスムーズに
  • AST SpaceMobileとのプロジェクト:2026年内に衛星と携帯の直接通信による国内サービスの提供を目指す
  • プラチナバンドによる通信品質の改善
    狭い路地や屋内も電波が届く
  • プラチナバンドの効率的な基地局展開
    ・デュアルバンド対応アンテナにプラチナバンド及び1.7GHz帯対応無線機を併設
    ・楽天シンフォニーの仮想化技術による仮想化・Open RANに対応

2026年6月27日プレスリリース

楽天モバイル、“プラチナバンド” 700MHz帯での商用サービスを開始

楽天モバイル、東京都内の5G(Sub6)トラヒックが約2.3倍・ユーザー数が約1.5倍・通信速度が約2倍に向上

楽天楽子
「低価格」で「さらにつながる」楽天モバイルを、みなさんにお届けしたいんです!

プラチナバンド!今すぐどこでもつながるようになるの?

以下の通り公式発表されています。

  • 主要都市部から順次エリアを拡大していく予定
  • プラチナバンド対応機種のみ適用(対応機種は次の項目参照)

モバイルのプラチナバンドはどの機種で使えるの?

楽天モバイルのプラチナバンドのバンド数はBand28で、700MHzの周波数帯(700-900MHzをプラチナバンドと呼ぶ)です。なお、このBand28(700MHz)は、ドコモ、au、ソフトバンクもすでに使用しているバンド数です。

対応機種 確認方法1

楽天モバイル公式HPより、楽天モバイル取り扱い製品についてプラチナバンド対応か確認できます。
取り扱い製品の対応周波数帯一覧 | 製品 | 楽天モバイル (rakuten.co.jp)

(例)
例えばAQUOSをご利用の場合、楽天モバイルのプラチナバンド(バンド28)対応機種は、AQUOS sense8、AQUOS wishだとわかります。

対応機種 確認方法2

各メーカー公式HPより、ご利用の機種を仕様を確認することで対応可否を判断することも可能です。

(例)
例えばiPhone6の場合、以下の通り記載があります。
通信方式:FDD-LTE(バンド1、2、3、4、5、7、8、13、17、18、19、20、25、26、28、29)
(参考 : iPhone6の技術仕様 | Apple公式)

対応機種 確認方法3

iPhoneでは、電話アプリで裏コマンドを入力することで、現在利用している周波数帯(バンド)を確認することができます。
電話アプリを起動して*3001#12345#* と入力すると、現在使用中の電波状況を確認できます

 

プラチナバンドってなに?5Gとの違いは?

一言でいうと、プラチナバンド、主に現在の4Gネットワークの通信品質を向上させる低周波数帯域で、特にスマホの通信に最適といわれています。一方、5Gは次世代の通信技術で、より高い周波数(GHz)を使用して高速通信を実現しますが、通信範囲は狭くなります。つまり、プラチナバンドと5Gは異なる役割を持ち、互いに補完し合って環境を向上させます

(1)プラチナバンドとは

プラチナバンドとは、700MHz~900MHzの周波数帯域を中心とした電波帯域を指す通称です(上図参照)。低周波数の帯域で電波の波長が長いため、ビルなどの障害物があっても回り込んで電波が届きやすいという特徴を持っています。

この周波数帯は帯域がとても狭く貴重なことからプラチナにたとえられ、プラチナバンドという通称が付けられました。

一度に送れるデータ量は少ないものの、その特性から基地局の少ない地域や地下、屋内、山の陰などでも繋がりやすい周波数帯域であることから、携帯無線通信において最適な周波数帯域とも言われています。

(2)LTEとは

プラチナバンドとLTEは、異なる性質のものです。

プラチナバンドは、携帯電話の通信に利用されている特定の周波数帯の一種です。電波の到達距離や、障害物の回り込みやすさに影響を与えますが、通信速度を向上させるものではありません

一方、LTE携帯電話の通信規格のひとつです。3Gよりも高速で大容量のデータ通信ができるため、動画や、大容量のデータをダウンロードする速度が速くなるメリットがあります。しかし、電波が不安定な場所では、本来の通信速度が発揮できません。

(3)5Gとは

第5世代移動通信システム「5G」。モバイル通信は、これまでの第1世代(1G)から、第4世代(4G)までの間にも大きな進化を続けてきましたが、4G(4G/LTE, LTE-Advanced)の次の世代となる5Gは、これまで以上に爆発的な発展を遂げる可能性があると言われています。

5Gは広範囲の周波数帯域を使用し、主に3GHz以上の高周波数帯を活用します。このうち、6GHz未満を「Sub6」28GHz帯を「ミリ波」と呼びます(上の図参照)。周波数が高くなるほど高速化しやすくなる反面、電波が遠くへ届きにくくなる特性もあります。そのため、複数の周波数をバランスよく配置してエリア拡大と通信速度向上を両立します。

5Gの最大の特徴は、非常に高速なデータ通信、低遅延、そして多くのデバイスを同時に接続できる能力です。ただし、高周波数の電波は障害物に弱いため、通信範囲は比較的狭くなります。5Gは、より高度な通信ニーズ(VR/AR、自動運転車、スマートシティなど)に対応するための次世代通信技術として開発されています。

(4)プラチナバンドのメリット・デメリット

プラチナバンドのメリット
1.安定した通信
電波が遠くまで届くため広い都市部以外のエリアでも高品質で安定したデータ通信ができる
2.広範囲で利用可能
障害物を回り込むため建物内や地下などの電波が届きにくい場所で、安定した通信ができる
3.低価格・高品質のサービス提供
ひとつの基地局でより広範囲をカバーできるため、通信会社にとってコスト効率が高い。つまり、消費者は低料金で高品質なサービスを享受できる
プラチナバンドのデメリット
1.速度制限
プラチナバンドは周波数が低い周波数帯を利用するため、ほかの高周波帯と比較するとデータ通信速度が遅くなる場合がある。プラチナバンドだけで高画質の動画視聴、大容量データのやり取り、混雑している場所での通信には、ストレスを感じる可能性がある
2.拡張の限界
プラチナバンドと呼ばれる周波数帯の帯域はとても狭く、700M~900MHzのわずかな帯域を携帯電話会社4社が使用している。この帯域は、道路交通関係の無線通信などにも使用されているため、これ以上拡張することは難しいと言われている
3.対応機種の制限
すべてのスマホがプラチナバンドの周波数帯に対応しているわけではないため、プラチナバンドを活用するには、新しい端末への買い替えが必要になる場合がある

参照記事:プラチナバンドとは?特徴や注目されている理由、メリット・デメリットを解説

(おまけ)そもそも電波ってなに?

「電波」とは、300万メガヘルツ以下の周波数の電磁波のことを指します。

電波は、テレビやラジオ放送、携帯電話、Wi-Fiから、緊急サービス、赤ちゃんの見守りモニター、GPS、レーダーなどの通信システムに至るまで、日常の様々なサービスで無線で情報を運ぶために使用されます。

  • いろいろな電波を比較する要素その1:「波長」
    いろいろな種類の電波を比較する要素の1つに、波長(波の長さ)があります。波長は、はじめの波から次の波までの距離です。波長の単位はメートル(m)です。
  • いろいろな電波を比較する要素その2:「周波数」
    電波を比較するための要素は他にもあります。周波数です周波数は1秒あたりに通過する波の数(電波が最初の波から遠ざかる1秒あたりに作成される波の数)を指します。周波数の単位は時間(1/秒)で割ったものであり、科学者はこれに周波数単位として、ヘルツ(Hz)という名前をつけました。1秒間に3つの波が発生している場合、電波の大きさ(周波数)は3Hzです。周波数の高いものを「高周波」、周波数の低いものを「低周波」といいますが、それぞれの用途に応じた使い分けがあります。

スマートフォン(スマホ)・携帯だけではない、生活に身近な電波

電波は携帯電話の通信を行うだけではなく、テレビやラジオ放送、電子レンジなど身のまわりでも利用されています。周波数の高いもの低いものと様々ですが、携帯電話で使用できる電波も周波数が限られています

携帯電話に使用される周波数帯の中でも、高い周波数(2GHz帯 <2.1GHz帯>以上)は、低い周波数と比較すると、より強く光の性質を持っています。光のイメージ通り散乱しやすくもありますが、「情報量が多く、直進的」という特性があります。一方で低い周波数は高い周波数と比べて音の性質に似ており、「情報量が少なく、広範囲」に電波を届けることができます。このように携帯電話で使う電波の周波数にはいくつかの種類があり、それぞれ特徴は異なります。

参照記事:電波とは?

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